コバールとは|難削材・ステンレスの切削加工 株式会社タカヤマ

コバール(Kovar)は鉄にニッケル、コバルトを配合した合金であり、常温付近での熱膨張率が低く、硬質ガラスに近いため、電子部品関連や硬質ガラス封着、ICリードフレーム等に使用されています。

当社では、ニッケル合金の切削加工を得意としておりますので、コバール材での加工事例も多数ございます。また、当社商標登録のレアメタルスクリュー(RMS)として、各種ボルト、座金、ナット等の規格ネジの製造及び販売も行っております。

RMSの詳細情報につきましては、こちら ⇒http://www.rms-takayama.com/

コバールの一般的な特性

難削材として知られているコバールですが、熱膨張率が低いという特性上、電子部品関連や、トランジスタ関連部品などで重宝されています。
そんなコバールですが、切削加工が困難な理由が3つ挙げられます。

①熱伝導率が悪い
②塑性変形による加工硬化が起きやすい
③切粉が工具に溶着しやすい

上記の条件が揃うと、切り削工具や切り刃の刃先が細かく欠ける現象が生じたり、切粉が刃物から離れないことによる削りすぎ、面相度の低下、加工精度の減少などを引き起こしてしまいます。
その為、適切な刃物の選定や負担を軽減するような条件・加工方法を慎重に決定して加工を進める必要があります。

コバールの主要化学組織(%)

合金名 当社材質名 密度 主要化学組織(%)
コバール Kovar 8.25 Ni Co Fe Cr Mo Mn Cu
28.5~
29.5%
16.8~
17.8%
53.50% 0.20% 0.20% 0.50% 0.02% C 0.03%
S 0.02%
P 0.02%
Si 0.30%

コバールの常温における機械的性質

引張強さ(kg/㎟) 55
熱膨張係数 45.2~51.5(x10⁻7/℃)(20~450℃)
熱伝導率 0.05(cal/cm/Sec.℃)
電気抵抗率 50(uΩ・cm at25℃)

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